きたぐにせっぷ


1982年作曲  東北地方に 古くから伝わる 雪の祭り、 「かまくら」と 「ぼんてん」に

光を当て、 雪と それに深くかかわりながら生きる人々の 哀歌を描いたもの。

「かまくら」は、 3月15、 16日に行われる 小正月の行事。 雪空に 水神様を祭り、

その年の 豊作を祈ります。 笛や太鼓の音も 聞こえない、 ただ 雪と光の静寂の中にそ、 かえって、 さまざまな 音の幻想が 無限に広がって 行きます。

「ぼんてん」は 大きな御幣を 神社に奉納する 勇壮な行事。 雪にとざされた人々の、

この日にかけた エネルギーの昂揚と 魂の躍動が 感動的です。

1982年 宮城合奏団委嘱作品。


この曲は、 師匠 宮城喜代子が、 作曲家 長沢勝俊氏 に依頼し他もので、 かまくら  ぼんてんの、 二章からなり、 ぼんてんは 以前に演奏会に出しましたが、 春友会の会員で、 かまくらと ぼんてんの 全曲を演奏したいと 兼ねがね考えておりました。

かまくらの三絃は、 ツボが難しく、 皆様、 最後まで、 緊張なさった事と思います。

この曲が、 舞台で演奏出来、 夢がひとつかないまして、 嬉しく思います。          

 

北国雪賦

宮城曲gaido/entori/2007/1/1_sheng_tian_liu_gong_cheng_qu.htmlo_yue_xienogo_an_nei.htmlshapeimage_2_link_0